1st-stage Day 5

5日目(2017.9.2) ~猫の額の静岡市を横断(縦断?)する5日目~

「猫の額」などと言ったら,静岡市の方々からお叱りを受けるかもしれません。「静岡市がどれだけ広いか知らんのか?!」と。ちょっとググったところ,全国の市の中で,面積は堂々の5位ですね。(2003年に旧静岡市と旧清水市が合併しましたから。)169位の横浜市の3.2倍もあります。しかし,静岡市の大半は山岳地帯で,平野部は10%未満です。三方(方角的にいうと北と西の二方ですが)を山に囲まれ,南は駿河湾に面し,まさに天然の要塞。しかも東は薩埵峠,西は宇津ノ谷峠が,これまた天然の江戸見付・上方見付のごとくカテナチオしています。さらに安倍川あり,その先には大井川あり。なんとも頼もしい地勢です。武田がインパール作戦でもしてこない限り安泰に見えますが・・・・・史実はそんなに簡単ではなかったようです。

4:10
由比宿出立。5日目にしてようやく早立ちできました。静岡アウトの日は,例によってFDA機の最終便がやたら早いので,こうせざるを得ません。

朝もや・小雨・強風の薩埵峠。1周目最大のスルーポイントを無事に堪能。ただし,Tシャツ3枚重ねです。

興津-江尻間。こちらで少し休憩させてもらいました。というか寝ました。縁側に腰掛けて。すみません。眠いまま歩いていると危ないので。

これくらい盛大に記念してくれるとちょっとうれしいですね。

現代的な府中の街(JR静岡駅付近)を過ぎて安倍川へ。

丸子がこんなに活気のある町だったなんて。1周目は真っ暗な中,駆け抜けたからなぁ。やっぱり2周目楽しいわ。

そして念願のとろろ汁+麦ご飯を完食。もう思い残すことは何もない。
いやあった。その手は桑名だ!

宇津ノ谷峠へのアプローチ。
ここも今回昼間に来てみてよく分かった。丁子屋さんから30~40分で,360度全部山になってしまう。だから秘境感に圧倒されるのである。

真の宇津ノ谷峠。竹林。そしてこの地らしい集落。

15:40
岡部宿本陣着。東海道2周目1st-stage完了です。

フィニッシュ時フィジカル・コンディション

3日目以降気温が下がってくれたお蔭で,特に4日目~5日目はだいぶ調子を取り戻しました。5日目も,2つの峠を越え,42.8㎞を11時間半ですから,まずまずのタイムでしょう。(歳の割には。)靴がいまひとつフィットしていなかった点も,次第に足の方が慣れてしまい,終盤は違和感が薄れていました。

仮に明日(9/3)も旅が続いたとしても,問題なく歩けます。何より,この時刻(15:40)に今日の目的地に着いていますので,これから明朝までゆっくり休めるわけですからね。

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