後半(2018.4.29~5.5)

7日目 2018.4.29 掛川宿~浜松宿

【今日の1枚】

【7日目を振り返って】
遠州鈴ヶ森を過ぎ,愛宕神社横の坂道を下ってくると,突如視界が開けて宿場に入る見付宿。そこから姫街道追分までの区間を,地元では「見付宿場通り」と呼んでいるらしい。東海道は,追分をパキっと左折してJR磐田駅方面へ向かう。磐田駅前を今度はパキっと右折して,一路天竜川を目指す。

【スタッツ】
時刻 12:05~18:54
時間 6時間49分 ※休憩時間込み・1分未満は29捨30入・8日目以降も同様です。
距離 32.0㎞ ※小数第2位四捨五入・8日目以降も同様です。

8日目 2018.4.30 浜松宿~吉田宿

【今日の1枚】

【8日目を振り返って】
舞坂の松並木(舞阪駅南入口~新町)は,御油のそれと並んで東海道松並木の双璧と言えるのかもしれない。御油は曲線的で味わいがあり,舞坂は直線的で威風堂々としている印象がある。「今切」上の「浜名湖料理はませい」さんにて,早めのランチ。白須賀宿本陣を過ぎると,もう愛知県との県境はすぐそこ。白須賀~二川~吉田は,東海道ウォーカーの間ですこぶる評判が悪い。それは,旧街道を国道1号が「上書き」してしまっている区間が長いためと思われる。二川宿そのものは,宿場らしい風情を保っている。

【スタッツ】
時刻 7:45~18:16
時間 10時間31分
距離 41.2㎞

9日目 2018.5.1 吉田宿~池鯉鮒宿

【今日の1枚】

【9日目を振り返って】
吉田宿を出るとすぐ,豊川を豊橋(旧吉田大橋)で渡る。さらに進むと,豊川放水路にかかる因縁の高橋。今回はこのトラップを避けていったん国道1号にシフトし,質素ながら歩道のある小坂井(こざかい)大橋を使った。迂回に要した時間は往復でわずか5分ほど。後続の東海道ウォーカー諸氏にも,ぜひこの迂回をおすすめしたい。

【スタッツ】
時刻 5:48~17:00
時間 11時間12分
距離 47.5㎞

10日目 2018.5.2 池鯉鮒宿~桑名宿

【今日の1枚】

【10日目を振り返って】
桶狭間古戦場跡までくれば,直後に有松,鳴海宿,そして笠寺と,なじみの地名がポンポンポンとテンポよく現れる。(有松は池鯉鮒と鳴海の「間の宿」というよりは,鳴海のサテライトである。)と,ここまでは良かったのですが,宮の渡し付近でポツリポツリと始まった雨が,国道23号で本降りになってしまいました。風も強く,また大型トラックが通るたびに,水しぶきを容赦なくたたきつけてきます。国道23号の歩道は,こんな日にこんな所を歩く旅人のことなど想定していません。水たまりは,浅瀬を選んで爪先立ちで通ることもできないほど水を満々とたたえ,はっきり言ってあきらめてジャブジャブ歩くしかありません。もはや陸自の演習かと。それでも歩き通せたのは,

1.ポンチョのおかげ。
2.前回,2周目に,第1~第7関門を命名していたため。名指せる地点があると,行軍の励みになるのです。
3.緑色に塗り変わりつつあるコンビニのおかげ。

【スタッツ】
時刻 6:45~17:21
時間 10時間36分
距離 44.7㎞ ※Runtasticが停止していたので歩数計の値を採用しています。

11日目 2018.5.3 桑名宿~関宿

【今日の1枚】

【11日目を振り返って】
四日市にて,大とんてきの店「来来憲曙店」に寄り道。うまいっすなー。今度,家でも似たようなものを作ってみよう。さぁここから先が,「初めて正確に歩く終盤戦」です。1周目は旧街道に対する意識が希薄でしたし,2周目は四日市以降をキャンセルしてしまいましたから。

四日市宿から1.5時間ほどで内部川(うつべがわ)・杖衝坂・采女町エリア。その先で鈴鹿市に入ると,間もなく石薬師宿。石薬師宿は,ちょっとした高台の上にある。石薬師宿からゆるやかな坂道をおりてくると,遭難しそうな田園地帯に出る。しかし,石薬師-庄野間は短い。庄野宿と井田川駅の間,安楽川にかかる和泉橋がビューポイント。井田川駅から亀山宿に向かう。途中,栄町交差点付近にはコンビニ・マック・コメダ珈琲と揃っている。亀山宿は,宿場が坂道になっていて面白い。亀山宿から1時間弱,関宿至近のカンデオホテルズ亀山にチェックイン。

【スタッツ】
時刻 7:56~19:02
時間 11時間06分
距離 47.5㎞

12日目 2018.5.4 関宿~甲西

【今日の1枚】

【12日目を振り返って】
さぁ鈴鹿越えの日です。心配はトイレ問題・・・・・だったのですが,鈴鹿峠前後には,意外にも絶妙な間隔でトイレが設置されています。また,鈴鹿峠は箱根登山のような規模ではなく,本当に峠を1つ越えるだけ。山道の入口から頂上までたったの20分です。むしろ,鈴鹿峠からおりてきて国道1号に出てから「道の駅あいの土山」までが結構長い。土山宿を出るとすぐ,野洲川にかかる歌声橋がビューポイント。ゴミ1つない川原と両岸の緑が美しい。水口宿の「三筋の道」は,現地の表示によれば,真ん中が正解(旧東海道)らしい。横田渡常夜灯で小休止。朝国交差点から再び野洲川を渡り,そこから1時間弱で甲西アートホテルにチェックイン。

【スタッツ】
時刻 7:40~18:14
時間 10時間34分
距離 41.5㎞

13日目 2018.5.5 甲西~三条大橋

【今日の1枚】

【13日目を振り返って】
石部宿から草津宿に向かう道からは,左手に緑豊かな小山が見える。日向山というのだろうか?草津宿の手前,いろはモミジ碑直後,大路三丁目交差点付近は,東海道が寸断されているのではないか?今回,旧街道をたんねんにたどり,瀬田の唐橋を回って大津宿に向かったが,ちょっと残念なのは,旧街道からはほとんど琵琶湖を拝むことができない。15:00逢坂の関「かねよ」さんにて,遅いランチ休憩。精をつけ,最後の関門,日ノ岡峠を越える。ほら,13日間で歩けるでしょ?

【スタッツ】
時刻 7:20~17:22
時間 10時間02分
距離 41.7㎞

後半総括

さすがに3周目前半のような絶好調を再びというわけにはいきませんでした。今回初めて感じたのが,膝のかすかな不安。膝なんか鍛えようがないし,歩けば歩くほどかえって磨耗しそうな気もします。2周目1st-stageと同じで,激痛というようなことは全くなかったのですが,この先5たっても10年たっても同じように歩けるか?と考えると,自信が持てません。ちょっと淋しいですね。